結婚して何年か経ち…何となく夫婦の会話が少なくなった様な気がする…
仲が悪いわけでは無いけれど、かといって付き合っていた頃のような気持ちや、新婚の頃の気持ちは無くなった…何となく一緒に生活しているけれど、僕たち、私たち夫婦って上手くやれているの?
結婚生活も長くなってくると、そんな風に考える人も少なからずいるのではないでしょうか。
仕事や育児のストレス…ちょっとした相手への不満…ささいな積み重ねで、夫婦生活はいとも簡単に破綻してしまう事があります。
ですが、ほんのちょっとした心がけで、夫婦生活をより良いものに変えて行けるものです。
そこまで深刻じゃないけど、なんとなく夫婦生活が不安な人や、今よりももっと良い夫婦生活を過ごしたいと思っている人へ、そのヒントとなる情報をお伝えしようと思います。
今回紹介する事を実践できれば、自分が少し変わって夫婦生活も変わるかも知れませんよ!
パートナーに興味を持ちましょう
長く結婚生活を続けていると、良く言えば「家族」、ともすると「ただの共同生活者」になっているなんて事はありませんか?
パートナーが今どんな仕事をしているか、どんな音楽を聴いているのか、何を喜びとして、何に悩んでいるのか…
即答できる人はいますか?
もし、あなたが夫婦生活を今より良くしたい!円満にしていきたい!そう思うのであれば、そういった事に興味を持つ事が重要です。
興味を持つ、関心を持つという姿勢が、パートナーとの距離感を縮め、お互いの理解を深める為には必須になってきます。
ですが安心して下さい。夫婦である以上、相手の事に興味が無いなんて事はほとんどないはずです!
男女の感情は薄くなっているかもしれませんが、「親」として「経済活動」をともにする「共同生活者」である以上、パートナーの事に興味・関心を持たない何て事はあり得ません!
どんなきっかけでも良いので、まずは興味を持ち直す事から始めましょう!
興味を持つ事の本質は「相手を喜ばす事」
より良い夫婦関係を作りたい!そう思っているあなた!それは既に良い方向に物事が進んでいると思って良いでしょう!
夫婦生活は、どちから一方の努力だけで成り立つものではありませんが、始めはどちらか一方の働きかけが必要かも知れません。
ですが、その行動によって自分が変わり、相手も変わる事ができるはずです。
人と人のやり取りでは、時に「GIVE & TAKE」という言葉が使われる事がありますが、夫婦生活においては、「GIVE」に意識する事が重要です。
難しい事を言っているのではありません、夫婦生活を円満にする為には、相手を喜ばせれば良いのです。
ですが、それが出来ないから、全ての夫婦が円満では無いわけです。
ギバーになって喜ばせる!
世の中には、与える人:ギバーと、享受する人:テイカー:そしてどっちつかずな:マッチャ―が存在します。
細かい事は省きますが、「成功する人はギバーの人が多い」とか言われたりしますよね。
夫婦生活を円満にできるかどうかは、夫婦間で「ギバー」になれるかどうかです!
えぇ~自分ばっかり頑張るの?与えてばっかりなの?何て思わないで下さい。
人間関係を円満にする秘訣は「利他の心を持つ事」つまり相手にとって利益のある事を提供する心がけを行う事です。
それは夫婦生活に置き換えると、「相手の事をを思いやる」という事なのです。
思いやる気持ちはそのまま「ギバー」の精神につながります。
夫婦生活こそ、自然とギブが行える!
夫婦関係こそ、自然にギバーの精神を持って行動できると私は思います。
その理由は、夫婦生活には忖度がないからです。多少はあるかもしれませんが、仕事の関係の付き合いに比べたら、その比ではないはずです。
例外として、「何かおねだりしたい」事がある時は、意図的にギバーを演じる必要もあるかもしれません。
それは皆さんも経験した事があるのではないでしょうか。
ですが、夫婦生活は基本的には「無償の気持ち」でお互いを支え合って生活しているはずです。
ごはんを作る、ゴミ出しをする、子供を寝かしつける…ちょっとした家事は夫婦で協調して行うもので、「やってあげている」という感覚はないはずです。
「やってあげている」という感覚があるようであれば、その感覚は捨てましょう!
「当たりまえ」の感覚としてそれらが行えるようになるからこそ、夫婦生活では自然とギバーになる事ができるのです。
夫婦生活でギバーになる為の具体的な方法【実践編】
夫婦生活でギバーになる方法は、「相手に興味を持つ事」という事になるのですが、実際にはどうやったら良いのか。
ギバーになって相手を喜ばせる事で、夫婦生活は良い方向へ向かって行きます。ではどうやったら相手を喜ばす事が出来るのか…その為には何をしたら喜ぶのかを知る必要があります。
ここからは夫婦生活でギバーになる為の具体的な方法を【実例】を交えて紹介していきたいと思います!
夫婦ギバーは相手の話を聞く!
夫婦円満の秘訣の一つは「会話」です。
会話が全ての基本と言っても良いかも知れません。何故なら、必要な情報は会話から得る事ができるからです。
その為にはまず会話の機会を増やす事が最初の一歩です。
「おはよう」「いただきます」「行ってきます」「ただいま」「おかえり」「おやすみ」
これだけの簡単な挨拶をきちんと行っているだけでも、十分会話量は増えるはずです。
この単純な挨拶を交わすだけでも、様々な情報を得る事ができます。
例えば、朝起きた時の「おはよう」の声の調子で、その日の体調や気分を察する事ができますよね?それが分かれば、「あれ、少し具合が悪い?」「何かあった?」と声をかける事ができますよね。
ポイントは、この察してから発する次の言葉があるかないかなのです。
仮に体調も悪くないし、何も無かったとしても、自分を気遣ってくれているという感覚が生まれます。
挨拶を交わす中で、相手の今の情報を推察する事が出来るようになれば、自ずと相手の事を思いやった「次の言葉」が出てくるようになるはずです。
夫婦ギバーは共感するがアドバイスはしない!
会話が増えて来たら、次に意識するのは「共感する事」です。
私は男なので、妻と会話している時を想定してこの話を進めていますが、女性は得てして「話しを聞いて欲しい生き物」です。
ここで大事な事は、「話を聞いて」「共感する」事です。
大事な事なので強調しますが、共感する「だけ」です!
これが非常に大事です!相手の話を聞いて、共感して、思いやりの言葉を投げかけられたら最高ですが、「アドバイス」や「解決策」を話してはいけません。
もう一度言います、アドバイスや解決策は不要です!
会話の深刻度にもよりますが、日常会話の中で女性から投げかけられる話しの多くは「ただ聞いてい欲しい」だけの話しであって、解決策を求めているものではありません。
例えば、「今日会社で後輩がミスしちゃって、結局私がフォローする事になって、もう大変だった!」なんて共働きなら良くありそうな奥さんの愚痴です。
ここで男性陣は後輩の指導方法等をレクチャーしてはいけません。そんな物求めてないんです。
ここでの正解実例は「そっか、大変だったんだね、俺も後輩がいるから良く分かるよ」と共感するにとどめる事です。
夫婦ギバーは、相手の話を聞き、プラスの一言を伝える習慣がある人!
ギバー=与える人、という風に直訳できますが、何も物理的に何かを与える、という意味ではありません。
夫婦生活におけるギバーは、相手を喜ばせる事という風にお伝えしましたが、その喜ばせる方法が「プラスの一言」を言える人の事です。
「思いやり」や「感謝」を伝える言葉が、日常会話の中で「プラスの一言」として言えるようになれば、相手に対して、その気持ちが少しずつ伝わっていきます。
そして自ずと夫婦生活は良い方向に向かって行く事でしょう。
私は、事ある毎に「ありがとう」を伝えるようにしています。
そのお陰かどうかは分かりませんが、今の我が家は平和を保っています。
皆さんも、夫婦ギバーになる第一歩として、パートナーに「ありがとう」を伝える事から始めてみませんか?